マラソンまで1カ月を切った。

42.2kmはアマチュアにとってもプロにとっても真剣勝負の距離だ。長期間にわたる入念な準備が必要だ。原則として9～12カ月だ。2021年9月26日に開催されるモスクワ・マラソンという、この国のメイン・マラソンを目前に控え、すでにほとんどの準備を終え、スタートまで残り1カ月を切った人たちのために、重要なヒントを集めてみた。

• 最優先事項のひとつは 健康管理.これから気温の変化が激しくなり、風邪を引いたり怪我をしたりする可能性が高くなる。その結果、予定していたトレーニングから外れてしまい、完走タイムに影響することもある。

セルゲイ・コーネフ

ランニング・コミュニティーのヘッドコーチ

ジョギング用具の選択は、目まぐるしく変わる天候を考慮して、責任を持って行うこと。健康維持はとても重要だ。体を温め、帽子や手袋を着用し、アキレス腱を保護する。乾いた防寒着の予備を常に持っておくとよい。

• 落ち着いて、落ち着いて!マラソン大会まで1カ月を切ったという実感は、どんなランナーも緊張させるものだ。多くの場合、緊張はスタート前の最後の1週間にやってくる。この時点では、自分の好きな活動や気持ちを落ち着かせるようなことに集中することが大切だ。例えば、カラオケを歌う、ダンスのワークショップに行く、絵を描く。

マリアンナ・バロワ

アマチュアランナー

私は経験豊富なランナーだが、マラソン前はいつもドキドキする。だから私は、美術館を訪ねたり、本を読んだり、やる気を起こさせる映画を観たり、つまりスタート前の興奮を紛らわせるようなものに切り替えるのだ。

• 遠征先で何を食べるか、決めるときが来たどのくらい、どのくらいの頻度で。そしてこれは、長時間のトレーニングで事前に練習しておく必要がある。数回の週末ですべてを解決するのだ。
• 回復する！ 特に重要なのは、その日の生活リズムを守り、食事を摂り、十分な睡眠をとり、スチームルームや風呂、マッサージ店に行くことである。
• 衣装を決める.理想的なのは、さまざまな天候に対応できるよう、いくつかの選択肢を考えておくことだ。主に利便性、快適性、機能性、信頼性に重点を置く。長時間のランニングでは、スタート前に必ずテストすること。「メインの競技用スニーカーが履けなくなった、あるいは履けなくなりそうだと感じたら、少なくともスタートの2週間前までに履き替えることをお勧めします - このくらいの期間があれば、自分に合っているかどうかを理解できます」 - コーチのセルゲイ・コルネフ氏は言う。

レースをうまく進めるためには？ランナーたちの儀式

ランナーにはスタート前のちょっとした習慣がある。そして、それはいつも説明があるわけではなく、たまたまそうなっただけなのだ。主なものは、彼らが気分を盛り上げ、自信を持って42.2kmのレースのスタートに向かうのを助けるということだ。

アナスタシア・コルキナ

ランナー

マラソン前夜、私は走るスニーカーを枕元に置く。

アリム・ザクラエフ

ランナー

モスクワマラソンの5、6年前から、私はランニングソックスを履き替え、朝食にはオートミールクッキーと一緒にノンアルコールのモルドワインを飲む。

ヴャチェスラフ・スマイェフ

ランナー

私はいつも真夜中前にマクドナルドでチーズバーガー2つとスタンダードコーラを飲む。

マリア・レシェトニコワ

ランナー

私はマラソンに出るとは決して言わない。走った後だけ、自分の感情と写真を共有する。そしてまた、天候にかかわらず（雨でも雪でも晴れでも）、私はいつもリップを塗り、髪を整える。このようなシリアスな距離は、美しく走らなければならない。

イリヤ・オズギベソフ

ランナー

マラソン前日はEXPOでバーを買って食べる。スタート前にも、深呼吸、両手を上げる、ストレッチ、投げ捨てるという運動をして緊張を振り払う。

リュボフ・ボグダノワ

ランナー

私は必ずフィニッシュアーチの下に立ち、スタートゼッケンを頭上で振って叫ぶ："マラソンの壁、来るな！"

ウラジミール・ザハレンコ

ランナー

私は伝統的に、マラソンの距離のルートを部分的にドライブしたり歩いたりする。そうすることで、自信が持てるし、これから始まるスタートに向けて調整することができる。

マラソン前の1カ月は、何を、どんなペースで、誰と、どのように走るのか、というプランニングが重要になる。この時期には、スニーカーの紐の結び方に至るまで、細部や小さなことにまで気を配り、リラックスするための講習を受けるのがよい。スタート地点で会おう！